577:岩瀬投手、お疲れ様でした。
しょうがない
いつかは必ずその日がやってくるのは、その人を好きになってからずーっと思っていた。
そして怪我知らずだったその人が、1シーズン殆ど投げれなかった時から、いつか必ず来るその日を意識するようになっていた。
岩瀬仁紀投手
今までここまで好きになった野球選手は、いなかったかもしれない。
いや、子供の頃から刷り込まれた、落合さん贔屓の私なので、落合さんと並ぶくらい好きになった選手と、言っておこう。

【岩瀬投手のユニに、落合さんのサインが入ってる宝物】
でも本当にある程度大人になって、野球というモノをしっかりと理解してから、一番惚れた選手であることは間違いない。
***

【ホント1000試合登板って凄すぎる、途方もない数字だ】
前人未到の記録を次々と打ち立てていった鉄腕
強かった0年代の落合監督率いる中日ドラゴンズの、〆を担当していた岩瀬。
以前も書いたことがあるように
試合を〆る大事な場面に登板するために黙々と肩を作り、時には出番のないまま終わってしまう日だって少なくなかったはず。
観客は無責任の酔っ払い、時には心無いヤジを飛ばされた日もあっただろう。(そりゃ勝ってる試合の終盤なんて、皆酔っぱらってるわ)
先発で登場したのは一回だけ
2004年落合さんがクローザーに抜擢してから、彼が登場するのは必ず競った場面の終盤。
どれだけの緊張感の中で戦ってきたのかは想像もつかない。
それでも岩瀬投手は、その役目を担うために毎試合毎試合同じ作業を繰り返して、コツコツと積み重ねて出した数々の日本記録。
ここ数年はブーイングの方が多かった時もあった。
ストレスのあまり円形脱毛性になってしまった時もありましたね

私は打たれてしまったその一部分の映像だけで
もう『岩瀬はダメだよね。』
っていう声がイヤでイヤでしかたなかった。
クローザーと言うのは打たれれば、その試合を負けにしてしまう。
ちょっとでも打ちこまれれば、そのダメな印象は絶大だ。
それは仕方ないし、クローザーの宿命と言われればそうだろう
でもそんな岩瀬投手と、今までの日本を代表するクローザー達と比べたらどうか?
高須投手や大魔神佐々木投手と比べて、
岩瀬投手は与四死球、被本塁打は驚くほど少ない。
さらに防御率の成績においても、大きく凌駕している。
特に被本塁打は39本というのは、1000試合以上登板しているって考えたら、どれだけ低確率かなのがお分かりいただけると思う。
ちなみに勝ち☆も59勝(だったかな?)
これだってものすっごい数だと思う。
一勝だって出来ずに引退する、プロ野球選手だっているんだからね
これをどれくらいの人間がキチンと知っているだろうか?

【ホント凄すぎる数字だ】
そしてなんと言っても、誰もが認める407セーブ
落合監督の著書からの引用になりますが(この時は山本昌さんに向かっての言葉)
自分で自分の引き際を決められるほんの一握りの選手。

殆どのプロスポーツ選手は、戦力外という通達を出されて契約を打ち切られて現役生活を終える。
そして引退試合という、最後の花道を作ってもらえるプロスポーツ選手はさらに少ない。
今年残念ながら岩瀬選手の他にも、強かった0年代落合中日ドラゴンズを支えた核となる2選手も同時に引退を表明された。

【荒木選手、浅尾投手共に偉人です】
とても寂しいですが、こればかりはしょうがないですね。
必ずいつかはやってくるのだから
***
過去に何度も彼の事をブログにさせてもらいました。
本当に一番好きな投手です。
お疲れ様でした。
岩瀬投手
本当にありがとうございます。
そして、引退おめでとうございます。

引退試合が行われる予定だった、先週の日曜日は台風24号の為無くなってしまったんだけど、
これだけ球団やプロ野球に貢献した選手ですからね、どこかでまた設けてくれるのでしょう。
その有終の美を楽しみに待ちましょう。
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