FC2ブログ

70:2円安い納豆

ADACHI.jpg


私は就職当時、というか修業時代とんでもなくお金がなかった。


と、言うのも修業時代のひと月の給与が\118000
家賃が¥58000ですから辛くない訳がない!

今みたく携帯電話やIPODが世の標準装備じゃなかったから
現代よか、もうちょっとランニングコストは安かったかも知れませんが
100円ショップもディスカウント酒屋やスーパーなど
ほとんどなかった時代、

実家を19の時に出てからティアマット開業して数年すぎるまで
私はお金と言うモノにとんでもなく苦労をした。



貧乏ネタを書きだすと、とんでもないボリュームと
可哀そうなくらいのエピソードが盛りだくさんなので、
自分の名誉の為にもあまり詳しくは書きません。

今でこそ同世代の会社員より、
もしかしたら少しだけ良い水準になれてるかもですが
あの頃はそりゃーとんでもない生活でした。
特に修業時代1,2年目の暮らしと言ったらそれはそれは酷いものでした。


よくお金がない荒んだ生活をドラマや漫画で表現する時に
必ずと言っていいほどカップラーメンがメイン食みたいな感じで
出てきますが、それは違うぞみんな!

本当にお金がないとカップラーメンだって高いんだ!

130円以上のカップラーメンってのは、
当時の私みたいな生活をしている人には
それだって贅沢品なワケだ。


ラーメンを食べたかったら、
お徳用5個セットの「インスタントラーメン」
これっきゃない!
卵を乗せるか乗せないかで5分は悩む。んで殆どの場合乗せない
胡椒と醤油で味を濃くしてスープを規定より多めに作る。


近くの肉屋で一個60円のコロッケを買ってきて
それを箸でつぶして2倍くらいの大きさにして
ソースをいっぱいかけて丼で食う。

ラッキーにも2個買えたら次の日冷えてるコロッケを
大盛りご飯に乗せてお茶づけで食う。


2円安い安売りの納豆の6個パックが売っていたから
それを買ってきて6日連続納豆ご飯を食べる。

吉野家の牛丼(400円)は2週に一回のごちそうだ。


あーもうキリがない!!
えんじぇる係数80% ><

こんなのが全部夕食だってのだから泣ける。
ディナーだよ?ディナーなんだぜ?
まったく、涙目じゃなくて号泣だぜ!ヽ(´Д`;)ノ


食の事だけでも思い出すと、ヤヴァイくらい出てくる。
食生活以外の部分など、こちらも果てしないほどネタはあるんですが
これはまた別の機会に書く事にする。

リアルで会う人は今度直接聞いてくれ、
多分話しだしたら止まらないだろう。


また、そういう経験を(学生時代を除く)してきた人と
それをネタに酒を飲みたいものである。

金がねー金がねーって言っている実家暮らしの奴を見ると
今でも本気でぶん殴りたくなる。



よく修業時代にお金がホンっとになかったんだよって話をすると
でも、一人前になったらそれなりにもらってたでしょ?

って言われるんですが、一人前になっただけでは
アシスタントのそれとほとんど変わらないんです。
実際に自分が髪を切れるようになった当初の給与は
ひと月¥150000でした。(社会保険無し)
そこから開業まで徐々に増えていくのですが、
もちろん開業を目指す私は常にぎりぎりの生活です。


今だから言っちゃうけど、開業までお手伝いしていた先輩はお金に疎く
決まった給料日がなくバラバラにお金を貰うので
自分が一体一か月いくら貰っているのかが不明な事も多く
なかなか額面通りとはいかない事が殆んどでした。

もちろんこれってとんでもない話なのは分かってるんだけど
やっぱり私はその先輩の事が純粋に好きだったし、楽しかったから
一緒に頑張りたかったってのもそこにはあった。


そんな訳で開業までのお金もなかなか貯まりにくかった。


開業したらしたで、
今度は内装ローンと毎月のランニングコストに追われる訳ですから
夢の独立開業、世の中の美容師さんよか一つ頭抜けて
ゴールイン!
なんてなる訳もなく、今まで以上にシビアな生活が始まった。


ホントお金が無いってのをイヤっていう程味わってきた私。



実際のところ実家も東京なので、
実家にいればここまで苦労しなかったのかもしれない。
勝手に野良犬になって、勝手にヒモジイ思いをしてたとも言う。



でもこの経験が今の私を生んだ。



さらにそんな経験もある私はお金にシビアだ。
特に今は経営者と言う立場だからさらに固い。

が、なぜだか自分でも分からないところが緩い。


社員の給与を1000円上げるか下げるかだって真剣に悩む。
でも社員イベントの時にわざわざ、コロナやハイネケンの瓶
を必要以上に買い込んで、アホみたいなステーキを焼く。


今でも2円安い納豆に目は行くけど
スーパーの買い物かごの総額がいくらなんて考えないでボンボン詰め込む。
そのクセ賞味期限の長いお徳用の炭酸水を大量に買ったりする。


食事に行く時に、店構えとか飲み物の種類と値段は見るクセに
料理の値段はまったくみない


新車買う時も前の車の下取りでゴネて、
結局一番良いグレードを買っちゃう。
これ買っちゃったんだから、
燃費や洗車代など惜しむものかと開き直る私がいるのに、
走行距離がかさむと下取り下がっちゃうかなーって
そんなつまらんこと気にしてみたり、


飲みに行く電車代がバカにならんとブツクサ言う。
そんな事言うくせに酔っ払って超ごっきげんでタクシーで帰ってくる。


自分ってホントは馬鹿なんじゃないのかと思う。




私のお金の価値観って物凄い独特なんだと思う。

決していっつも高級料理を食べている訳じゃなくって
普通の飲屋ではよく飲むから普通よかちょっと高いのかな?
大体一人7500~9000円くらいの会計。

車もそれなりの高級車かもしれないけど、だからと言って
普通の人が絶対に手が出せないほど、とんでもない金額じゃない。



文章にして伝えるのが、とっても難しくって
デリケートな問題かもしれないけど、
ちょっとだけ贅沢できるって事が、とんでもなく幸せって事なのかな。
と、そんな事考えたりします。

あの時あんなにヒモジイ思いをしたから、
この程度って言っちゃ語弊があるかもだけど、
これくらいの生活で、十分贅沢している気になる私がいる。



スーパー贅沢がしたくない訳じゃない。
そりゃあお金はもっともっと稼ぎたいと思う。


分かってくれるだろうか?この敷居の低い十分な贅沢。
賛同者はいるのだろうか?この気持ち
スポンサーサイト



プロフィール

仲野 蓮

Author:仲野 蓮
千代田線赤坂駅徒歩0分の美容室ティアマットTiamat)の社長であり、トップスタイリストでもある蓮(ハスではない、レンと読む)は、「ちょっとした」文でさえとっても長いのが特徴です。プロフィールはこちら

コラム:ティアマット社長 蓮が美容業界を語る こちらもよろしくお願いします。


最近ブログランキングなるものを始めました。
ちょこっと共感できるゼ!って思えたらクリックしてやってくださいな


こいつをクリックだ!

最近話題のフェイスブックをはじめてみました。
もし私と繋がってもいいよーって、ありがたい人は
コチラから申請お願いします。
もしくは【仲野蓮】で検索してくださいな。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる